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市長からのメッセージ令和3年3月号
最終更新日:2021年3月1日
三寒四温を実感する気温差のある季節ですが、少しずつ春らしくなってまいりました。コロナ禍ではありますが、市民の皆様におかれましては、「新しい生活様式」を守りながら、お元気でお過ごしのことと思います。
今月の13日(土曜)は、津島神社の開扉祭(おみと)が開催されますが、あいにく一般の方々の参加は中止となってしまいました。とても残念ではありますが、コロナ禍では致し方ありません。
さて、令和3年第1回津島市議会定例会が、先月24日より開会されました。令和3年度当初予算では、「デジタル化で、しあわせ実感都市、つしまを目指す!」予算編成といたしました。
昨今のコロナ禍の中において、これまでの価値観に変化の兆しが現れてまいりました。
事業所においてテレワークの導入が進む中、東京都においては、昨年7月から6カ月間連続で転出者が転入者を上回る「転出超過」となっており、東京一極集中に是正の動きが見られます。
これは、都市部でなく地方に居住しても仕事と生活が両立できるという価値観の変化、ひいては地方の時代とも捉えることができます。
さらに、観光面においては、遠出以外に近場へ旅行をする「マイクロツーリズム」が着目され、近場の魅力を掘り起こす動きも見られます。
国におきましても、デジタル庁を新たに設置し、民間からも高度な専門人材を登用の上、社会のデジタル化を強力に進めていくとしております。
これら変化の兆しを捉え、令和3年度の予算を「デジタル化で、しあわせ実感都市、つしまを目指す!予算」とし、今後ますます加速する社会全体のデジタル化に対応するため、総務課を総務デジタル課と名称を変更し、民間人材を活用しながら、津島市DX(デジタルトランスフォーメーション)を推進して津島市の魅力向上に取り組んでまいります。
私が掲げる5つの『つしま成長戦略第2弾』に沿って重点施策を述べさせていただきますと、
「子ども・子育て応援都市、つしま」については、小・中学校におけるタブレットの活用を促進するため、市独自のICT支援員の配置をはじめとしたICTを活用した学習環境の整備を進めてまいります。
あわせて、外国籍の児童生徒への指導、そして保護者への説明などのため、多言語対応可能なポータブル型音声翻訳機を全ての小中学校に導入するなど、多種多様な施策を展開して教育環境の改善・充実を図ってまいります。
保育所や子育て支援センターなどにおきましては、国産木材で作られたロッカーや玩具などを配備し、子どもたちが木と触れ合い、ぬくもりを感じてもらえるような環境を整備するほか、今議会の補正予算で市内全4中学校のトイレ洋式化の工事費を計上し、令和3年度に改修工事を実施してまいります。
「防災・減災のモデル都市、つしま」については、近年、全国各地において豪雨・洪水災害などが頻発しております。先日も福島、宮城の両県で最大震度6強を観測した地震が発生しましたが、この地域におきましても、南海トラフ地震がいつ起きてもおかしくない状況にあります。
20日(土曜・祝日)には、市民の防災に関する自助・共助の意識向上及び防災思想の普及を図ることを目的として、津島市生涯学習センター内に「自助・共助防災学習センター」を開設します。令和3年度は、西尾張シーエーティーヴィ株式会社 様のご協力のもと防災映像を制作し、本センターやクローバーテレビで市民の皆さまにご視聴いただくことで、防災意識の向上を図ってまいります。
「地域の特性を活かした交流都市、つしま」については、本市出身の著名な方を「ふるさと津島応援広報大使」に任命して、募集した市民と「津島PR応援団」を結成し、SNSを活用して市内外に向けて津島の魅力を発信してまいります。また、「あかだ・くつわ」や「もろこ寿司」、「津島麩」など、津島のふるさと名物を紹介する「ふるさと名物応援パンフレット」を作成し、津島の食文化をPRしていくほか、引き続き、名古屋鉄道(株)とタイアップした「つしまちあるきキャンペーン」を今回は第2弾として実施してまいります。
「地域経済が活性化する発展都市、つしま」については、私は、かねてより名鉄津島駅周辺のまちづくりに強い思いをもって市政運営に取り組んでまいりました。
令和3年度からは、さらに一歩踏み出し、当市の正面玄関である名鉄津島駅の東西を含め市民が誇りをもって来訪者をお招きできる空間の創出を目指し、人口や店舗・事務所が集積できるような津島駅周辺のまちづくり構想の素案策定に向けて、検討を行ってまいります。
大きな方向性としましては、名鉄津島駅や天王川公園、さらには津島神社の3つの地域資源を活かしつつ、市の正面玄関にふさわしい市街地環境、そして誰もが居心地が良く歩きたくなる「駅まち空間」の実現を目指して、賑わい創出、景観、歩行者安全等の視点から、沿道と一体となった道路空間のあり方の検討を行ってまいります。
また、市が管理している道路灯及び公園灯を、民間企業の資金や技術力などを活用するESCO事業を導入し、全てLED化してまいります。
「いつまでも健康で暮らす都市、つしま」については、すべての世代の健康づくりを推進するため、愛知県と市町村とが協働して実施している健康マイレージ事業を令和3年度からスマホアプリが使えるように拡充し、「市民の皆さまの健幸が一番!笑顔で健幸大作戦」と名付けて展開してまいります。
この事業は、自分で決めた健康づくりの実践や各種健診の受診、健康イベントへの参加などをスマホアプリなどに記録し、マイレージを貯めるというものであります。
コロナ禍により外出や運動の機会が減り、健康習慣の定着が難しくなっていることから、健康づくりのきっかけとなるよう取り組み、すべての市民が「世代をこえて笑顔で健幸つながるつしま」を目指してまいります。
以上、少し長くなりましたが、主に新年度事業についてお伝えいたしました。詳しくは、市政のひろば4月号に掲載されます令和3年度「施政方針」をお読みください。
詳細はこちらをご覧ください。令和3年第1回(3月)津島市議会定例会による記者発表(2021年2月19日)
市政のひろば3月号では、令和3年津島市成人式を掲載し、私からは「変化が求められる時代だからこそ、その後に生まれる・生み出せるチャンスを的確につかみとり、これからの日本の社会を築き上げる社会人として、活躍を期待しています」と、新成人の皆様にメッセージを贈らせていただきました。
また、今回の市民病院特集は「看護師の1日を見てみよう!」です。津島市民病院にはたくさんの医療のプロフェッショナルが働いています。その中で最も人数が多いのが看護師です。病院を支え、患者さんやそのご家族に身近な存在である看護師のお仕事の一例を紹介いたしました。
市政のひろば3月号に掲載している11項目の主な内容は、次のとおりです。
- 令和3年津島市成人式
- 市民病院特集 看護師の1日を見てみよう!
- 新型コロナウイルスワクチンの接種が始まります
- 国民健康保険のお知らせ
- 年金相談の変更について
- 中央児童館登録制会員募集(年間)
- 津島スポーツクラブ ホワイトウイングズ 令和3年度会員募集
- 子どもの目
- 津島警察署からのお知らせ
- 私のカルテ
- 街角散歩
是非、ご覧ください。
最後に市民の皆様に今一度お願い申し上げます。
「感染症対策の徹底」「新しい生活様式の実践等の適切な行動」をとっていただく等、引き続き感染防止対策の徹底をお願いいたします。
令和3年3月1日
津島市長 日比 一昭