市長からのメッセージ（9月号）

【市長からのメッセージ9月号】
　朝夕めっきり涼しくなってまいりましたが、市民の皆様におかれましては、お元気でお過ごしのことと思います。
　さて、9月は、「防災の月」です。私たちは、今後必ずやってくる南海トラフ巨大地震に備えなければなりません。市民の皆様が、自分自身で行う、食料の備蓄や住宅等の耐震化、家具の転倒防止対策等の「自助」、そして、地域のコミュニティ、自主防災会等の組織で助け合う「共助」、市や県・国・警察・消防などの行政機関が行う「公助」が、それぞれ緊密に連携し、機能することが、海抜ゼロメートル地帯で生き抜くために大切なことです。
　津島市では、「防災・減災のモデル都市、つしま」の実現に向けた具体的な取り組みを進めています。その一つとして、本年2月から毎月第3日曜日を「家庭防災の日」と定め、月に1回は、家庭で防災・減災について話し合っていただくことにしました。そして、「津島市防災情報カード」を作成し、全戸配布しました。「今、必要なこと、出来ることをもう一度確かめて、万が一に備えて準備しておく」ことが、災害時に、自分と家族の生命・財産を守ることにつながります。
　8月1日には、津島市民病院と津島市立看護専門学校で、3回目となる「病院まつり」を開催いたしました。また、8月・9月の2ヶ月間、地域の方々から、「市民病院があるから安心」「市民病院で診てもらいたい」と思っていただける存在となるために、全職員参加で、「患者さんへの思い」「患者さんのために取り組んでいること」「病院のいいところ」などを集中的にお伝えする「地域とつながるキャンペーン」を行っています。
　8月8日から10日までの3日間、市立図書館や、津島神社等を会場として、津島おもてなしコンシェルジュ育成講座の第1期を開催いたしました。第1期は、市内の高校生も多数参加され、講座修了者に「おもてなしコンシェルジュ認定証」をお渡ししました。今後、「尾張津島秋まつり」など、津島市へおいでいただく、多くの観光客などに、このまちの魅力を伝えていただく人材として、ご活躍いただくことを期待しています。9月から12月にかけて、第2期、第3期の講座を開催いたします。是非、ご参加ください。
　8月31日から開会する第3回津島市議会定例会には、津島を題材とした、スイーツのアイデアを全国から募集し、津島を訪れて、津島のまちで食べたいと思ってもらえるようなスイーツを開発、商品化する事業として「観光スイーツアイデア全国公募・商品化事業」を提案しております。この事業は、県の「元気な愛知の市町村づくり補助金」を充当するものです。また、車いすを利用している方にスムーズに議会を傍聴していただくため、議場の整備事業も提案いたしました。
　今後とも、さまざまなイベントや事業を積極的に展開し、津島をプロモーションしてまいります。そして、皆様に、住んでみてよかったと思っていただける津島のまちづくりを目指してまいりますので、一層のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。
　平成27年　9月
　　津島市長　　日比　一昭