ページID:739914793
市長からのメッセージ(9月号)
最終更新日:2015年1月30日
天候不順が続き、体調管理が大変難しいことと思いますが、市民の皆様におかれましては、お元気でお過ごしのことと思います。
まず、このたびの広島市の豪雨に伴う土砂災害により犠牲になられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災者の方々に対して心よりお見舞い申し上げます。1日も早い復興を願っています。
地震、津波、台風、豪雨等の災害に対してインフラを強靭化するとともに、市民の皆様も認識を深め、日頃から備えていただくことが、災害の未然防止と被害の軽減につながります。「防災の日」をきっかけに、防災・減災について、家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。
津島市では、「避難準備情報」、「避難勧告」や「避難指示」を発令した場合に携帯電話のメール機能を使って、確実に情報を受け取ることができる「防災ほっとメール」を運用しています。ぜひ、登録をお願いします。
8月19日(火曜)に、「地震・津波災害に強いまちづくりに関する意見交換会」が名古屋で開催されました。私も津島市としての意見や取組みを発表いたしました。市民の皆様が自分自身で行う食料の備蓄や耐震化、家具の転倒防止対策等の「自助」、そして、地域のコミュニティ、自主防災会等の組織で助け合う「共助」、市や県・国・警察・消防などの行政機関が行う「公助」が、それぞれ緊密に連携し、機能することの大切さと、海抜ゼロメートル地帯である海部地域7市町村が連携を深め、今後必ずやってくる巨大地震に備え、「防災・減災のモデル都市、つしま」を目指すことを宣言しました。
この「防災・減災のモデル都市、つしま」の実現に向けた具体的な取組みを推進するための3つの事業費を第3回津島市議会定例会に予算提案いたしました。
1海抜ゼロメートル地帯の地震、浸水など災害に強い住宅モデルプランを全国公募する「津島型住宅モデルプラン事業」
2防災・減災について役立つ情報を掲載し、家族の話し合いの話題として活用し、家庭防災力の向上等を目指す「防災情報カード事業」
3名古屋大学減災連携研究センターとの協働により、防災意識を高めるためのイベントを開催する「防災・減災まちづくりシンポジウム事業」
これらの事業により、「今、必要なこと、できることをもう一度確かめて、万が一に備えて準備しておく」ことが、災害時に市民の皆様の生命・財産を守ることにつながると考えています。
8月24日(日曜)に、「津島フレンドシップメンバー帰国報告会」が開催されました。姉妹都市であるハーキュリーズ市を訪問したメンバーからは、ハーキュリーズ市や協会が企画した交流会の様子やホームステイでの体験談などの報告がありました。メンバーは、海外でしか体験できない現地の文化を吸収して、一回り成長したようです。
国際交流に関しては、8月29日(金曜)に、7月に訪問した4か国の領事館に引き続き、在名古屋ブラジル総領事館に伺い、アルナウド・カイシェ・ドリヴェイラ総領事にお会いし、津島市の魅力を発信してまいりました。総領事は、日本の歴史や文化にとても関心があり、特に建築に関心があり、建築家にとってのノーベル賞と言われる「プリツカー賞」を受賞した日本の丹下健三氏、槇文彦氏、安藤忠雄氏などの名前を出され、建築作品をよくご覧になられるとのことでした。私も「一級建築士です」と紹介すると、とても関心を持たれ、話が弾みました。今回は、尾張津島天王祭と尾張津島秋まつりを紹介してまいりました。総領事は、大変興味深くお聞きになりました。
今年3月にユネスコの無形文化遺産候補になった「尾張津島天王祭の車楽舟行事」をはじめとして、市内には豊かな歴史的・文化的な地域資源があります。これらを活かした歴史・文化のまちづくりを推進するための事業費を第3回津島市議会定例会に予算提案いたしました。
この事業により、市内の個性ある地域資源を国内はもとより海外へも戦略的に情報発信し、年間を通じて観光客を呼び込み、賑わいをつくり上げていきたいと考えています。
また、津島市の個性あるまちづくりを促進するため、市民の皆様が行う福祉、教育、まちづくり、文化、スポーツ、環境保全など様々な公益性のある事業を応援する「つしま夢まちづくり提案事業」も予算提案いたしました。
この事業により、様々な創意と工夫あふれる企画が実施され、津島に住んでよかったと思っていただけるまちづくりをともに進めてまいります。
今後とも、市民の皆様の一層のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。ありがとうございました。
平成26年9月
津島市長 日比一昭