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市長からのメッセージ(8月号)
最終更新日:2015年1月30日
本格的な夏がやってまいりましたが、市民の皆様におかれましては、十分な体調管理をされ、お元気でお過ごしのことと思います。
尾張津島天王祭は、7月26日(土曜)に宵祭、27日(日曜)に朝祭が開催されました。 今回は、本年3月に、尾張津島天王祭の車楽舟行事が、「山・鉾・屋台行事」として、ユネスコ無形文化遺産登録の候補に提案されましたので、是非国際的なイベントにしたいとの思いから、米国・中華人民共和国・大韓民国・ペルー共和国の在(駐)名古屋総領事(首席領事)をお招きし、お茶会や日本の浴衣を着ていただくなど、お祭りを楽しんでいただきました。
「舟に乗って近く拝見すれば、提灯の灯りが水面に映る神秘的な美しさに大変感動いたしました。」
「お茶会に参加させていただき、天王川公園の池を舟で渡ったり、浴衣を着させていただき、素晴らしいものとなりました。」
「浴衣をご用意いただき、壮麗な祭りを舟から見学させていただくなど、皆さんの心のこもった温かいおもてなしで、本当に楽しい時間を過ごさせていただきました。」
「一隻あたり約400の提灯をまとった舟が、豪華絢爛に津島市の夜を鮮やかに染めあげた光景に感銘を受けざるをえませんでした。この素晴らしい祭りが、一日も早くユネスコの文化遺産に登録されることを心からお祈りいたします。」
など、各総領事(首席領事)よりお礼のお手紙をいただき、感激いたしました。 これからも、この素晴らしい伝統・文化を、後世に継承しなければならないと強く感じましたし、世界に発信して、多くの皆様に観ていただきたいと思いました。今後は、津島の祭りや町並を活かして、年間を通じて歴史や文化が体感できる仕組みを作り上げていきたいと思います。
7月3日(木曜)は、西尾張ブロック九市市長会議(一宮市、犬山市、江南市、稲沢市、岩倉市、愛西市、弥富市、あま市、津島市)が、岩倉市で開催されました。地域の共通の課題を話し合い、解決に向けて取り組んでいこうというものであり、今回は、「成年後見制度」など5項目について話し合いました。急速に進む超高齢社会に対しての仕組みづくりに力を合わせ、取り組まなければなりません。
7月8日(火曜)は、農林水産省に、7月11日(金曜)は、大村愛知県知事に、尾張西部排水対策推進協議会として、国営施設機能保全事業新規着工の陳情に行ってまいりました。海抜ゼロメートル地帯の安全・安心なまちづくりのために、日光川河口排水機場と尾西排水機場の改修の新規着工に向け、お願いしてまいりました。
7月10日(木曜)は、大型で強い台風8号が東海地方に接近するということで、災害対策本部を立ち上げ、避難所を開設し、準備をいたしました。幸い、この地域には、大きな被害もありませんでしたので、ほっとしているところです。
7月13日(日曜)は、第10回地域医療と健康生活を守るためのシンポジウムが開催されました。「~みんなで取り組む地域づくり~海部地域の医療を守り育てていくために、何をすべきか、何ができるかを一緒に考えてみませんか!」を合言葉に、前尾道市医師会会長の片山 壽氏を講師に、「超高齢社会に必要な地域包括ケアシステム」についてご講演いただきました。続いて、尾道市立市民病院 医療ソーシャルワーカーの中谷公香氏には、「尾道市立市民病院での退院支援~ソーシャルワーカーの役割~」についてご講演いただきました。今後とも、「いつまでも健康で暮らす都市、つしま」の実現に向け、市民の皆様とともに取り組んでまいります。
また、同日、津島神社参集所では、天王祭を盛り上げようと関係団体の皆様方を中心に、尾張津島天王祭のプレイベントが開催され、祭をPRしていただきました。あいにくの雨模様でしたが、大勢の皆様にお越しいただき、大盛況でした。関係団体におかれましては、感謝申し上げます。
7月22日(火曜)は、名古屋市近隣市町村長懇談会(39市)が開催されました。広域的な対応が求められる課題や、自治体間で共通の行政課題に対し、広域連携を推進するために開かれるもので、今回は、コープあいちとの災害時物資供給協定が結ばれました。大規模災害時に応急生活物資が不足した場合、被災状況に応じて、各市町村に、コープあいちからの物資を配分しようというものです。事前に協定を結び、対応を決めておくことは、大切だと思っております。
7月24日(木曜)は、大規模地震時における避難所の応急危険度判定業務に関する協定書の締結式が、海部地区の市町村と愛知県建築士事務所協会及び愛知県建築士会との間で結ばれました。地震発生時に避難所となる建物の応急危険度判定に、すばやく対応しようというものです。まさに、建築の専門知識を活かした、市民の安全・安心に役立つ協働の取り組みであり、大変感謝するものであります。
7月25日(金曜)は、ユネスコ無形文化遺産登録に向けた取組みについての合意書締結式が開催されました。県下で、「山・鉾・屋台行事」の登録候補に挙がった、津島市・愛西市・知立市・犬山市・半田市・蟹江町の5市1町が、無形文化遺産にふさわしい文化財として、国際的な評価を得るために、連携・協力体制を充実させ、文化庁など国の関係省庁や県との協力を得ながら、ユネスコ無形文化遺産登録に向けて取組もうというものです。登録に向け、頑張っていきたいと思います。
7月28日(月曜)は、8月1日から8日まで、津島市の姉妹都市である米国ハ-キュリーズ市に派遣される、津島フレンドシップメンバー(学生8名他計10名)の皆さんに訪問いただきました。メンバーの皆さんには、海外でしか体験できない現地の文化などをたくさん吸収してほしいと思っております。
8月3日(日曜)は、第51回津島市民総合体育大会が、市営球場で開催されました。本市最大のスポーツの祭典であり、あいにくの天気でしたが、日ごろ鍛えた力と技を十分に発揮されていました。
8月は、各地域で夏祭りや盆踊り大会が開催されます。地域の皆さんが、世代を越えて交流できるいい機会です。私もできるだけ参加させていただきたいと思います。
今後とも、市民の皆様の一層のご理解とご協力を賜りますよう、心からお願い申し上げます。ありがとうございました。
平成26年8月
津島市長 日比一昭