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尾張津島天王祭の流れ
最終更新日:2022年7月29日
尾張津島天王祭は、津島車(津島市)の行事、市江車(愛西市)の行事、津島神社の行事など、さまざまな要素を含み、長期にわたる祭りです。
ここでは、一連の行事のうちの一部分、さらにその中でも津島市内でみることができる箇所のみの紹介とさせていただきます。
児打廻 (7月第4土曜日の前日)
宵祭の前夜、5つの津島車では、児打廻が行われます。
古式衣装を身に付け、花烏帽子を被った児は4歳から6歳の男の子。児打廻は、祭りの無事を祈願して行われるものです。
神様の
当番車の児(平成28年:筏場車)
車河戸での船上奏楽
車河戸で船上奏楽を行った後、行列は津島神社へと向かいます。
児打廻
神社の拝殿前で3度打ち廻します。いよいよ明日からは神輿渡御・宵祭です。
神輿渡御 (7月第4土曜日午前)
神輿は津島神社から列をなしながら天王川公園北側の御旅所へと向かいます。
御旅所に着いた神輿
宵祭 (7月第4土曜日午後)
毎年20万人近くの人でにぎわう宵祭。
車河戸で5艘のまきわら船に提灯が灯された後、御旅所へと漕ぎ渡るまで、幻想的で優美な光景が広がります。
如意点火
太鼓が鳴り響く中、まきわら船の真柱に12個の提灯が競いあって上げられます。
御旅所に着岸
朝祭 (7月第4土曜日の翌日曜日)
宵祭の翌朝、提灯を付けていた舟は、能人形を載せた車楽舟に様変わり。
朝祭には、先頭に愛西市からの市江車も加わり、全6艘となります。市江車には、布鉾を持った若衆が乗り、中之島付近から水中へ飛び込みます。
そして、そのまま御旅所まで泳ぎ渡ると、今度は神社へと走って行きます。
装いを新たに能人形を飾った5艘(津島車)
市江車から若衆が布鉾を担いで水中へ飛び込む
御旅所を目指して泳ぐ
御旅所に着いた一番鉾
太鼓橋に貼られた結界を切る
拝殿前に布鉾を奉納する
若衆が神社へと走って行った後、車楽舟も御旅所前へ着岸すると、舟から児が降り立ちます。
つづいて車楽舟も御旅所へ到着
御旅所へ降りた児
神輿還御 (7月第4土曜日の翌日曜日)
御旅所から神輿も神社へと戻ります。
児奏楽 (7月第4土曜日の翌日曜日)
児の神前奏楽が行われ、朝祭の幕は閉じます。
市江車の児奏楽
津島5車の児奏楽