津島市財政改革行動計画(アクションプラン)実績報告

　津島市では、「津島市財政改革行動計画（アクションプラン）」を策定し、市民サービスの向上と簡素で効率的な行財政運営を目指し、行財政改革を進めております。

　このたび、平成18年度～平成27年度の10か年の実績をまとめましたので、ここに報告します。

実施項目別に見ると、

• 財源の確保…税徴収率の向上は目標値を下回りましたが、未利用財産の売却・貸付収入等により、達成率は63.4%となりました。
• 人件費の総額抑制…定員管理計画に基づく人件費削減と各種職員手当の見直しにより、達成率は160.8%となりました。
• 事務事業の見直し…事務事業の廃止・縮減・事業手法の変更等により、達成率は249.2%となりました。
• 市単独制度の見直し…廃止・縮減により、市費単独補助金では達成率113.8%、市費単独扶助費では達成率122.3%となりました。
• その他…病院補助金の縮減が目標値を下回ったことなどにより、達成率は39.9%となりました。

　全体の効果額は、目標値の94億1,670万円を上回る109億3,480万円となり、達成率は116.1%となりました。

　しかし、本市の財政状況は依然として極めて厳しい状況にあります。このため、平成28年度から平成37年度までを推進期間とした「津島市行財政改革推進大綱」及びその個別取組事項を定めた「津島市行財政改革推進計画」（平成28年度から平成32年度）を策定し、これまでの経過と実績を踏まえ、限られた財源と地域の持つ資源を最大限に活用し、あらゆる行政分野において、行財政改革に取り組んでまいります。

　引き続き、市民の皆様のご理解とご協力を心からお願い申し上げます。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　津島市長　日比一昭