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津島市環境基本計画推進ポスターコンペ2016~ともにつくり、未来へつなぐ~
最終更新日:2017年3月15日
津島市では、津島市環境基本計画推進の一環として、平成27年10月に官学連携協定を結んだ名古屋芸術大学(竹本義明学長:北名古屋市)との連携により、ポスターコンペを実施しました。
これからの10年で推進していく津島市環境基本計画の基本理念と5つの基本目標をテーマとして、わかりやすく伝えるデザインを名古屋芸術大学デザイン学部ヴィジュアルデザインコース3年生の学生の皆さんが知恵を絞って考えました。
完成した作品は、平成28年11月25日(金曜)から12月8日(木曜)までの期間、ヨシヅヤ津島北テラス店(津島市片岡町)1階で展示され、市民の皆さまに投票していただきました。
ポスターコンペの結果
展示期間中の市民の皆さまによる投票数1238票に加え、津島市環境基本計画推進委員による9票の投票を加え、得票数の多い順に入賞作品を選考しました。
得票順位 | 入賞区分 | 作品制作者 | 作品コピー |
---|---|---|---|
1 | 金賞 | うつくしいですか | |
2 | 銀賞 | 全津島が、誇る | |
3 | 銀賞 | 分ければ資源。 | |
4 | 銅賞 | この美しい景色を未来へ | |
5 | 銅賞 | TUSHIMARASISA!! | |
6 | 銅賞 | 伝統を、ずっと先まで。 |
入賞作品の紹介
コンペに参加した作品は、市役所本庁舎や環境に関するイベントにおいて順次展示を行います。
金賞
横森友希さん「うつくしいですか」
以前津島を訪れた際、ちょうど天王川公園でお祭りがひらかれていました。活気ある人びとやさまざまな出し物、そして美しい藤棚に、心踊らされました。しかしそれと同時に、ぽつんと落ちていたひとつのペットボトルのごみが、ひどくもったいないな、と心に残りました。津島の藤は美しい、誇るべき藤です。それは、小さなごみ一つで台無しにしていいようなものではありません。ごみを捨てない心、ごみを見過ごさない心。この作品が、ちょっとした意識のきっかけになれば嬉しいです。
銀賞(2作品)
服部葵さん「全津島が、誇る」
津島市環境基本計画より、「人と人とのつながりや、歴史・文化を実感できる安心を生み出し、物質的な面と精神的な面の双方において豊かなまちを目指す」というところに着目しました。津島の自然や歴史・文化を礎に、ともにつくり、未来へつないでいくという点においては、美しい天王川と伝統の巻藁舟、そして歴史ある宵祭はまさにそれだと感じました。これらを絵巻というモチーフを用いて表現することで、古くから変わらずあることを前面に、これからも途切れずにあってほしいという願いを込めました。尾張津島天王祭は、国指定重要無形民俗文化財にも登録されている、日本の三大川祭りです。貴重な文化財を後世に残すには、人が人に伝えていくほかありません。そのために津島の民がこれを誇りだと再認識することが大切と考え、キャッチ―に、ストレートにコピーにしました。
松岡知哉さん「分ければ資源。」
津島の環境基本計画の2番、『モノを大切にする心が根付いた街』をテーマに市民の方にゴミの分別、リサイクルをより意識してもらうことを目的に制作しました。市のホームページにあがっているゴミの分け方と出し方の一覧表を参考にさせていただいて藤の花をモチーフにしたあみだくじで分別をより意識してもらう、考えてもらうことで自然を守ること、街をきれいに保つことを啓発できればと思いました。上からたどって行ってもらうと正解の所にたどり着くので是非やってみてください。
銅賞(3作品)
伊東美穂さん「この美しい景色を未来へ」
実際に現地へ行き、津島市の自然に触れました。その中で一番印象に残った藤棚を見たとき、風に揺られ水面に映った様子がとても美しい景色であると思ったのと同時に、毎年25万人もの人が藤棚を見に訪れることを理解しました。この美しい景色を未来にも残せられるようにと思い、藤棚をメインにヴィジュアルを制作しました。藤と水面を見てもらいたいので、その2つだけでポスターにしました。藤だけを目立たせ過ぎないよう周りに置き、中心には水面に落ちた花びらを置くことで、水面にも目を向かせさらに、水が汚されないよう綺麗な水色で表現しました。津島市には、12種類もの藤があるため、色を統一するのではなく、少しずつ色を変えて表現しています。津島市の藤棚は、日本最大の面積を誇ります。これからの未来へと続くように大切にしてもらいたいと思いながら制作しました。
大木咲冶奈さん「TUSHIMARASISA!!」
私はまず最初に津島市環境基本計画の一つ、「津島らしさ」に注目し津島らしさとは、津島を一番形容しているものはなんだろうと考え、自分自身がとても楽しむことができた津島のお祭りに重点を置くことにしました。尾張津島藤まつりの美しい藤の花から始まり、天王祭の朝祭りで披露される神輿と宵祭で披露されるまきわら船をモチーフにし、それに集まる旅行客の姿と歴史ある文化を表現しました。外国人の観光客でも分かりやすいような英文体と日本らしい和柄を使い、ガイドブックのような馴染みやすい雰囲気をイメージしています。
保利みちるさん「伝統を、ずっと先まで。」
私は津島市環境基本計画の中の「津島らしさ」に着目し、津島市を代表する伝統文化の一つであるまきわら船をモチーフに選び、天王川の流れに乗ってまきわら船が未来へ進んでいく様子を表現しました。川の形がひらがなで「つしま」の文字の形になっており、これにはこれから先も津島市に住む人々が安心して文化的生活を営み、伝統を繋いでいけるような暮らしを津島市が作り続けていけるようにという思いが込められています。また、川とまきわら船の周りに立っている人々は、奥から江戸時代、明治、大正、昭和、平成の時代の格好をした人々で、江戸時代から現在に至るまで脈々と津島の伝統文化が繋がれてきたことを表しています。
津島市環境基本計画
これらの作品が表現する世界は、地域の環境のための施策や各主体の行動のほんの一部です。
平成28年3月に策定した津島市環境基本計画では、4つの目指すべき環境の姿とその実現ための方法を基本目標として定めています。市民・事業者・行政の協働により、わたしたちの環境をともにつくり、未来へつないでいきます。
リンク先のページでは、津島市環境基本計画の内容を紹介しています。