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津島市環境基本計画推進ポスターコンペ2015~ともにつくり、未来へつなぐ~
最終更新日:2016年11月25日
津島市では、津島市環境基本計画の策定に当たり、その推進を図るための一環として、平成27年10月に官学連携協定を結んだ名古屋芸術大学(竹本義明学長:北名古屋市)との連携により、ポスターコンペを実施しました。
これからの10年で推進していく津島市環境基本計画の基本理念と5つの基本目標をテーマとして、わかりやすく伝えるデザインを名古屋芸術大学デザイン学部ヴィジュアルデザインコース3年生の学生の皆さんが知恵を絞って考えました。
完成した作品は、平成28年1月31日(日曜)から2月8日(月曜)までの期間、ヨシヅヤ津島本店(津島市大字津島)1階センターホールで展示され、市民の皆さまに投票していただきました。
ポスターコンペの結果
展示期間中の市民の皆さまによる投票数764票に加え、津島市環境基本計画策定委員による9票の投票を加え、得票数の多い順に入賞作品を選考しました。
得票順位 | 入賞区分 | 作品制作者 | 作品コピー |
---|---|---|---|
1 | 金賞 | 津島の夏を未来にも | |
2 | 銀賞 | 未来へ、贈ろう。 | |
3 | 銀賞 | 津島には、美しい自然がある。 | |
4 | 銅賞 | つしまを育てよう | |
5 | 銅賞 | 汚しているのは、誰かの住む場所 | |
6 | 銅賞 | STOP!ポイ捨て |
入賞作品の紹介
コンペに参加した作品は、市役所本庁舎や環境に関するイベントにおいて順次展示を行います。
金賞
村田亮波さん「津島の夏を未来にも」
私は、「津島の伝統を後世に継承する」をコンセプトに、尾張津島天王祭をモチーフにしてポスターを制作しました。尾張津島天王祭は日本三大船祭のひとつであり、また、国指定重要無形民俗文化財にも登録されている、日本を代表する祭です。現在日本は、少子高齢問題や過疎化が深刻化し、全国各地の歴史ある祭りが存続の危機を迎え、次々と消え去ろうとしています。祭りは人から人へと繋ぐものなので、人々の意思と努力が必要不可欠です。子供たちに祭の存在意義や歴史を伝えるのは、今の大人の使命だと私は思います。尾張津島天王祭は、津島の人々にとって宝だと感じました。川に映る幻想的な車楽船の光景が、これから何年も先も、津島の夏の象徴であるように願っています。
銀賞(2作品)
山下恵実さん「未来へ、贈ろう。」
津島の伝統野菜である越津ねぎを、未来へ「贈ろう」というコンセプトで制作しました。徳川将軍に献上されたこともあるという越津ねぎ。江戸時代から残ってきたのは、それだけの魅力が越津ねぎにはあるからだと考えました。かつて津島に住んでいた人たちが、絶やさぬよう繋いできたから、今ここにある。そのように考えると、越津ねぎは津島で代々暮らしてきた人たちからの「贈り物」のように感じられます。そのような「贈り物」を受け取っていると考えてみると、越津ねぎに対してのイメージや意識も変わるのではないでしょうか。そして、もっと知りたくなる、食べたくなる、もしかして作ってみたくなるかもしれません。そしてきっと、未来へ贈りたいと思うようになるでしょう。
三浦寛文さん「津島には、美しい自然がある。」
私は津島の環境のポスターについて天王川公園の自然の豊かさをイメージして制作しました。私は津島の自然について考えていた時、天王川公園のあの藤の花の美しさと数の多さに感動し、そしてその公園の周りの睡蓮や彼岸花などを見て津島の自然の美しさにはこれだけの豊かさと場所があるのだと知りました。こういった津島の自然をもっと見て天王川公園だけでなくもっと自然のことについて考えて見ていってほしいと思いこのポスターを制作することに決めました。このポスターを見て改めて自然に目を向けていけたらと考えて制作しました。
銅賞(3作品)
筒井菜央さん「つしまを育てよう」
私は津島市環境基本計画の基本目標1「ひとと生きものが共生するまち」から、まちなかの緑化の推進イメージのポスターを制作しました。津島市に住む方々に、子供のころに花や野菜を育てたときの気持ちを思い出してもらい、そのころのようにもっと気軽な気持ちで楽しく緑化という目標に向き合ってもらいたい。このポスターを見て津島市の自然に目を向ける人が一人でも多くなってほしい。そんな思いを込めて今回のポスターを制作させていただきました。
野地玉乃さん「汚しているのは、誰かの住む場所」
自然が多い津島なので、自然に関わるものをテーマにしました。私が注目したのは日光川や天王川といった河川で、とくに天王川は天王川公園とともに津島の重要な観光名所となっています。この作品にはその川にすむ生きものを大切にし、川を汚さないようにしようという意味を込めました。作品上部は尾張津島天王祭を表す船があり、その下が天王川を表しています。川に落ちている黒い影はごみを表していて、それが川底につもっている様子です。キャッチコピーには自然の生き物の住処である川を汚さないでほしいというメッセージを込めました。
林奈津美さん「STOP!ポイ捨て」
私は、津島市が取り組んでいる「人と生きものが共生するまちづくり」をテーマにポスターを制作しました。生活の中で身近な環境破壊「路上投棄」の様子を描くことで、市民の方々に、人間と動物、みんなが生きていくためには、一人一人の意識が大切だということを伝えました。
津島市環境基本計画
これらの作品が表現する世界は、地域の環境のための施策や各主体の行動のほんの一部です。
平成28年3月に策定した津島市環境基本計画では、4つの目指すべき環境の姿とその実現ための方法を基本目標として定めています。市民・事業者・行政の協働により、わたしたちの環境をともにつくり、未来へつないでいきます。
リンク先のページでは、津島市環境基本計画の内容を紹介しています。