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第61回市民くらしの講座(令和2年1月19日)
最終更新日:2020年2月4日
第61回市民くらしの講座が、令和2年1月19日(日曜)午前10時から正午まで、津島市文化会館2階視聴覚室で開催され、約50名の皆さまにご参加いただきました。
今回のテーマは、「健康食品って何?食の基本から考える」と題して、中部大学応用生物学部応用生物学科の猪飼誉友氏にご講演いただきました。
食品には、栄養機能、感覚機能、生体調節機能の3つの機能があり、病気になるリスクを減らすために必要な生体調節機能を手軽に摂取できるようにしたものが、今回のテーマである「健康食品」。健康食品には、国の制度に基づき、有効性や安全性がある程度担保されているもの(保健機能食品)と、そうでないもの(サプリメントや栄養補助食品など)がありますが、一般消費者の間では、違いが理解されていない、同義語として使われていることが多いそうです。また、健康食品と称した医薬品成分を含む食品を摂取したことによる健康被害や、悪徳商法により健康食品を高く売りつけられたことによる経済被害についても紹介がありました。最後に講師の猪飼氏から、怪しげな食品(特にインターネットで入手したもの)には注意するとともに、健康食品自体穏やかな効果しか期待できないため、健康食品に頼るよりも、日頃の食生活を見直すことの方が重要であるとのお話しがありました。
参加者の皆さんは、日頃から健康に対して関心がある方が多く、熱心に受講されており、参加者にとって有意義な講座となりました。
第61回市民くらしの講座の様子