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人権週間講演会(平成29年11月29日)
最終更新日:2017年12月1日
12月4日から12月10日までの人権週間に先駆けて、文化会館小ホールで「人権週間講演会」を行いました。
講師は日本福祉大学中央福祉専門学校の専任教員である渡辺哲雄氏。「人権」という堅苦しいイメージを払拭するような、 ユーモアたっぷりの講演で、会場からはたびたび笑い声が上がりました。
「『正しい人間でありたい』と答える人は多いけれど、それを証明してくださいと言われたら証明はできないでしょう。例えば、悪の誘いを断った時、あなたは正しい人間だと証明されるわけです。」
渡辺氏は、こうなりたいという人間像があっても、困難や試練にあわないと自分の表現や証明ができないと話しました。自分という縦糸に、仮にいじめという横糸が来たとき、自分はどんな表現をしたいのか。どんな人間にもなれるというお話に、受講者は「うんうん」とうなずきながら何かを考えている様子でした。
また、社会の中では、「ルールを守る」「意見を持つ」「意見を聴く」「折り合いをつける」「恨まない」の5つが大切だと話し、最後に人権とは「自分の意思と相手の意思を尊重すること」とまとめました。
講師の渡辺哲雄氏
講師の質問に対して、起立して意思表示する会場