ページID:944497959
古家リノベ塾~家は生きている~(平成28年1月23日)
最終更新日:2016年2月3日
荒壁を土で仕上げている参加者
つしま夢まちづくり提案補助事業である「古家リノベ塾」が、昨年11月の「床張りワークショップ」に続き、「手でつくる土壁」を行いました。
築80年の共同住宅は、壁材に日本家屋の伝統工法である竹で編んだ壁下地、竹小舞の上に荒壁が塗られていました。この貴重な壁を利用するため、今回、左官職人2人の協力の下、15人の参加者が玄関の壁を土壁に仕上げました。参加者の半数が女性で、職人から壁塗りの仕方を教わりました。
本来、土壁が何とか塗れるようになるには、最低5年を必要とするとのことでしたが、土の硬さを通常よりかなり固くすることで、塗りやすくしました。
参加した若い女性は、「自宅に土壁があり、一度、自分で塗ってみたかった」と述べ、使ったことのない小手に苦戦しながら、手を動かしていました。
古家が、少しずつ、息を吹き返していくようでした。
土壁を塗るため、小手を使い方を練習する様子
順番で玄関の荒壁に、土を塗る参加者