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「レッドリボン」を知っていますか?
最終更新日:2015年1月30日
レッドリボンを知っていますか?
レッドリボンとは、HIV感染者、エイズ患者に対する理解と支援を表すシンボルマークです。
HIV感染とその結果であるエイズは世界中で流行しており、日本でも多くの感染、発症が報告されています。しかし、現在まで、完全な予防法や治療法は確立されていません。
HIVは性行為以外の日常生活では感染しないことがわかっています。
汗や涙、唾液から感染するものではないのです。
一緒に食事をしたり、せきやくしゃみをしたりしても移ることはありません。
ましてや、職場で同じ事務機器を使ったり、便座や洗面台を供用したりしても心配はありません。
私たちは、誤った情報や思い込みによってHIV感染者を傷つけ、差別することがないよう、正しい知識を身につけ理解を深めていくことが大切です。
レッドリボンの由来
“レッドリボン(赤いリボン)”は、もともとヨーロッパに古くから伝承される風習のひとつで、病気や事故で人生を全うできなかった人々への追悼の気持ちを表すものでした。
この“レッドリボン”がエイズのために使われ始めたのは、アメリカでエイズが社会的な問題となってきた1980年代の終わり頃でした。このころ、演劇や音楽などで活動するニューヨークのアーティストたちにもエイズが広がり、エイズに倒れて死んでいくアーティストが増えました。
そうした仲間たちにたいする追悼の気持ちとエイズに対する理解と支援の意思を示すために、”レッドリボン”をシンボルにした運動が始まりました。
この運動は、その考えに共感した人々によって国境を越えた世界的な運動として発展し、UNAIDS(国連合同エイズ計画)のシンボルマークにも採用されています。レッドリボンは、あなたがエイズに関して偏見をもっていない、エイズとともに生きる人々を差別しないというメッセージです。
このレッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズをみんなで考えましょう。