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外来種が及ぼす被害
最終更新日:2021年6月15日
外来種とは
もともとその地域にいなかったのに、外国や日本国内の別の地域から人間の活動によって持ち込まれた生きもののことです。
外来種の多くは、ペットや展示用、食用、研究などの目的で人間によって持ち込まれたり、荷物や乗り物などに付着して運ばれたものも多くあります。
※渡り鳥や海流にのって移動してくる魚や植物の種などは、自然の力で移動するものなので、外来種には当たりません。
外来種問題とは
人間の活動によって持ち込まれた外来種が、もともとそこにいた生きもの(在来種)の生きていく場所を奪ったり、在来種と交雑して雑種を作ってしまうなど、生態系に影響を与えています。
さらに、農作物を食べたり畑を踏み荒らすなどの農業被害や、毒を持っている生物にかまれたりと、人の生命・身体への被害などが問題となっています。
一度定着した外来種を完全に防除することは大変難しく、問題が深刻化しています。
外来種問題の対策について
一番に、外来種を侵入させないことが大切です。
「入れない」、「捨てない」、「拡げない」を標語として、外来種の被害を未然に防ぎましょう。
入れない もともとその地域にいない生きものをむやみに入れない
捨てない 飼っている生きものを野外に捨てない
拡げない 野外にいる生きものを他の地域に拡げない
外来種に関わる際には、この原則を心にとめ、適切な対応とご理解・ご協力をお願いします。
オオキンケイギク
メリケントキンソウ
クビアカツヤカミキリ(戸田尚希氏撮影)