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学校給食共同調理場(給食ができるまで)
最終更新日:2022年7月19日
津島市学校給食共同調理場では約4,000食の給食を作っています
津島市学校給食共同調理場
竣工 平成26年8月
設置規模 平屋建 1,093.30平方メートル(暁調理場) 1,078.08平方メートル(神守調理場)
学校給食共同調理場は、配送時間の短縮による温かい給食提供や災害時の被害を分散・軽減させることを想定に入れ、暁中学校、神守中学校の敷地内に建設されました。
さらに食中毒の原因となる細菌の拡散を極力控えるため、各食材の処理経路が動線化され、水の飛散も最小限に控える設計を取り入れたドライシステムを採用する等、徹底した衛生管理を実現しました。
また、スチームコンベクションオーブンや連続フライヤーをはじめ、電化厨房機器の特徴である高効率・高出力・温度管理のしやすさなどをフルに活かして、表面がパリッと仕上がる春巻きや焼魚・蒸し物など、メニューの多様化も図られています。
和え物室では、加熱した食材を真空冷却機によって短期間で冷却し、衛生的にサラダや和え物を調理できます。
下処理室(野菜・肉・加工品)、調理室(調理・配膳)、洗浄室(洗浄前、洗浄後)、各部屋に入る際は各部屋ごとにエプロンを変え手洗いをします。
暁共同調理場で作っている学校(東小、西小、天王中、藤浪中、暁中)
神守共同調理場で作っている学校(神守小、蛭間小、高台寺小、神島田小、神守中)
調理場全体像(暁調理場・神守調理場・同じ設計)
下処理室・調理室・入室前
マスクをつけ髪の毛が帽子から出ないようにし、身支度を整え、手洗いをします。
石鹸をよく泡立てて、爪ブラシを使い、手のひら、手の甲、爪や指の間、手首、肘まで時間をかけて手洗いし、最後にアルコールをかけ消毒します。
トイレを使用する際は上着を着替え、使用後は手指を洗い消毒します。
初めに衣服に付いた髪の毛、ごみを取り除きます。
手洗いをしています。
搬入風景
朝の搬入、品質、数量、規格、産地確認等、間違いないか食材の検品をします。
また、搬入時間、搬入時の温度、期限表示を確認リストに記録します。
生鮮食品は原則当日納品をします。
下処理室の入室
下処理室、調理室は一切手で触れることなく入室します。
フットスイッチ
野菜下処理室
野菜の下処理
3槽シンクで、流水洗浄・異物等を確認し皮をむいた野菜や、根っこをとった野菜を水で洗います。野菜に付いた土や泥、虫などがしっかり洗ってとれるように、3つの水槽で繰り返し洗っています。
異物等確認しています。
肉・魚・加工品下処理室
異物等を確認し、各学校別に分けます。
軟骨等を取り除きます。
調理室の入室
エアーシャワーで衣服のごみを落とします。
エアーシャワー
スライサー
スライサーという機械を使って材料を切ります。何種類かの刃を使い分けて、細切りや、サイコロ切りなど料理に合った切り方をします。
その日の規格のサイズで切ります。
和え物調理
調理場では、和え物やサラダを安全に調理するため、食中毒が起きないようボイルしたものを真空冷却機で冷やします。
食材をボイルします。
真空冷却機で温度を下げます。
温度を下げた食材を和えて配缶します。
揚げ・焼き・蒸し室
焼き・蒸し
スチームコンベクションオーブンで魚やハンバーグ等を蒸したり、焼いたりします。
写真は、食材をトレイに入れ蒸しています。
蒸した物をバットに配缶します。
揚げ
連続フライヤーでフライを揚げます。
揚げ物は、連続フライヤーという機械を使って調理します。入口から出口までの温度とコンベアーの速度を設定して、揚げ物を揚げます。
写真右側から揚げ物を投入し、左側で取り上げます。
取り上げた揚げ物を人数分けして各クラスのバットに入れます。
副食調理
汁物・煮物・炒め物
電気クッキングケトルで野菜を炒めます。
出来上がった料理を配缶します。
保存食
保存食は-20度以下で2週間以上、専用の保存食冷凍庫で保管します。
毎日の食材すべてを50gずつ冷凍保存しています。
配缶
コンテナ配缶
出来上がった給食は食器類とともにコンテナにセットし、各学校に配送します。
各学校ごとに間違いがないか確認して配送室へ移動。この後は各学校の配膳室までコンテナは開きません。
各学校に配送
配送室より、配送車に積み込み各学校へ出発します。
配送車
午後からは回収・洗浄
バット・食缶の洗浄
学校に配送車で回収に行き、洗浄室に戻ります。食缶・バットに付いている残菜を取り除き、予洗いをして洗浄機で洗浄します。
予洗いをしたバット・食缶を洗浄機で洗浄します。
調理器具の洗浄
パンばさみ、オタマ等を手洗いし、超音波洗浄します。
スプーン・食器の洗浄
食器は、つけおきをして、洗浄機で洗浄します。
スプーンは、つけおきをして、1クラスごとに洗浄機で洗浄します。
洗浄機
コンテナの洗浄
コンテナの扉を開け、コンテナ洗浄機で洗浄します。
洗浄されたバット・食缶
各学校の台車に乗せて、消毒保管庫に入れます。
洗浄された食器
翌日の給食のため、給食で使った食器や食缶は電気式の消毒保管庫に収納し、食器消毒保管庫は、庫内温度度が90度以上で、食器が完全に乾くまで、90分以上加熱殺菌します。
各学校のコンテナに食器・調理器具を入れて、コンテナごと消毒保管庫にいれます。